あしなが育英会が運営する学生寮「あしなが心塾(東京)」と「虹の心塾(神戸)」では、日本全国からつどったあしなが大学奨学生や海外からの遺児留学生が共同生活を送っています。
今回は「虹の心塾」で暮らしているユウタさんにお話を聞きました。
【自己紹介】
公認会計士を目指して、関西圏の大学の経営学部に通う2年生です。
大学の勉強に加えて、公認会計士予備校でも学びながら、国家試験合格に向けて日々取り組んでいます。
3月からは、あしなが育英会が主催する海外研修で、ウガンダ研修に参加する予定です。
【高校時代から入塾まで】
高校時代は硬式テニス部に所属し、友達や先輩と毎日テニスに打ち込んでいました。
勉強は数学が一番得意でした。一方で、英語はbe動詞に苦戦するくらい苦手でした。
高2の夏、担任の先生に「会計士が向いているのでは」と言われ、自分でも職業について調べているうちに、公認会計士になりたいと思うようになりました。そして、地元九州から、会計学科が複数ある関東や関西の大学への進学を決意しました。
高3になった頃、母から心塾を紹介されました。「東京と神戸にあしなが育英会の学生寮があるよ。願書出してみたら?」という感じでした。多様な留学生と生活できること、行事やカリキュラムがあること、そして何より立地の良さに惹かれ、神戸にある「虹の心塾」を志望するようになりました。それからは、心塾の生活をイメージし、英会話も自分なりに勉強しました。
【塾での共同生活】
1年目はガーナ出身とウガンダ出身の留学生との共同部屋でした。共同生活自体初めてだし、ルームメイトは2人とも留学生で、入寮初日はものすごく緊張して、正直やっていけるかなと思いました。ですが、いざ一緒に暮らしてみると、英語と日本語の両方で、案外うまくコミュニケーションがとれました。もちろん生活スタイルの違いはありましたが、エアコンの設定温度など3人で話し合って、部屋のルールを決めたりもしました。
2人のルームメイトは毎朝ベッドを整えて、デスク周りがいつもきれいでした。その様子を見て、いつの間にか自分もきれいに整えるようになりました。良い習慣が伝染しました。
また、同期のなかでは、絆を深めるために「1年生会」というのを企画しました。定期的に同期で集まって、ご飯を食べたり、誕生日を祝ったりして、たくさん交流するようにしました。
【これからの挑戦】
1年生の夏に、初めての海外旅行でタイに行きました。タイでは、見るもの全てが新鮮で、衝撃を受けました。もともと海外に行くことにあまり興味がなかったのですが、これからは日本にとどまらず、もっといろいろな景色を見たい、いろいろな経験がしたいと思うようになりました。
また、心塾では、留学生から母国の話を聞いたり、あしなが育英会の海外研修に参加した先輩から、現地の話を聞くうちに、アフリカに興味を持つようになりました。
そして、2026年度の海外研修に応募し、ウガンダ研修生として採用されました。これからさらに英語を頑張って、現地で多くの人とさまざまな分野で関わりたいと思います。
約1年のウガンダ研修のあとは、日本に帰国して、再び公認会計士試験に向けて猛勉強しなければいけません。帰国後の目標は、まず試験に合格すること。そして、その先にある目標は、USCPA(米国公認会計士資格)の取得です。「いつか海外でも働きたい」という新たな夢ができたからです。
【高校生へ伝えたいこと】
心塾は温かい場所です。食堂に行けば必ず誰かがいて、一緒にご飯を食べます。皆とても優しくて、思いやりがあります。
一緒に暮らしていれば必ずコミュニケーションをとります。自然にチャレンジできる環境があります。チャンスを活かして、積極的にチャレンジすれば、自分の可能性を広げることができます。心塾は自分磨きをするには最高の場所です。


